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永久の眠りに入りました (8)

         永久の眠りにはいりました (8)

 お通夜に向けて会場が整い始めましたが、家族葬ということですからそれほど来ないと思っていました。小学校の同級生たちが長い間クラス会の幹事としお世話になったから、ぜひお参りさせてくださいといわれてこられていました。

 お棺の中の顔の表情を皆さん見ていましたが「こんなにきれいな寝姿に驚いています」といっていました。会場には最初に次男の和尚が「子供と孫からの花輪だけにしました」と、言いましたので静かでいいと思っていました。

 しかし、ひとつづつ花輪が増えてきていました。お通夜の主辨は次男で、それを支える脇の僧が孫二人と妻の弟と子供の5人の僧で、厳粛でしかも賑やかなあ通夜が始まりました。喪主なのですが、そま代行を長男が対応してくれました。

 焼香の時は、最初に一人だけで焼香をさせていただきました。
 連れ添って53年以上になりますが、よくぞ私を支えてくれ、5人の子供を産んで育ててくれましたという思いが、ほっほっと湧いてきましたので、一本の線香に思いを込めて香炉に刺しました。

 喪主代行として長男がお礼の挨拶をしてくれましたが、時々声を詰まらせることがありました。それは致し方ないことだと思いました。

 お通夜の式も無事に終えて、お別れの食事が用意されていましたので皆さんと一緒に食べました。
 子供に孫に従妹の家族など、特に故人に生前お世話になったからと、ぎっくり腰でまともに歩けないのに甥っ子が参加してくれていました。若い頃に大学を4年で卒業しないで、もう少し勉強がしたいという甥っ子を引き受けて食事を作り一緒に食べたこともありました。

 それぞれが積もる話をしている会場の様子を見ていました。そうした中、和尚が近づいてきて「兄ちゃんが頭が痛そうだから、和白に連れて帰って治療してあげてください」ということでその指示に従って家に帰りました。

 今度も長女夫婦と子供が付き添いで、会場で寝てくれました。(後で聞くと、寝室は高級ホテル並みのジャグジー付きの部屋が用意されていたようです) 
 私は長男と一緒に自宅に戻り頭部中心の手当てをして、最後は<頭部から瀉血>をして、その流れで和尚も手の指から<瀉血>をしました。

 二人は立場は違うか、連日の取り仕切り等で疲れていると思いましたので、調整する時間が取れたことで、明日の葬儀は立派に取り仕切れるという思いが強くなりました。

 

 

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