腰が痛いのですが・・

　　　　　　　　　予約なしで一人の男性が・・

　仕事終わりの頃に女性が来られるようになっていたので、チャイムが鳴ったので治療室に降りていくと、マスクをされた一人の男性が立っていました。

「初めての方のようですが、どうされましたか・・」と聞きますと「知り合いの方から一度行かれて診ていただいたらいかがですか・・といわれましたが、私は人を信じないのでどうしてもその気になりませんでした」

「実は椎間板の手術をして、しばらくコルセットをしていましたが、最近それも取れてリハビリに励んでいますが、今少し痛みがありますし、左足の指先まで何となくしびれ感があり、痛みもあります」と一連の症状を聞きました。

「どなたの紹介ですか・・」と聞きますと「同僚の方なんですが、私は人のことを信じないのですが、今日ドアーに指を挟んで困っていたらその方が、何かしら水を塗って下さったら、赤みが取れて痛みが薄らいできましたので、信じざるを得ない状態に出会ったのできました」

　初診ですから診断をするのですが、カルテに名前を書いていただき直ぐにベットに伏せていただきました。

　ふくろはぎを押さえても、肩を触っても痛がったいましたが、とりあえず痛がっている左足全体に皇希水を使って事前の調整をしました。

　それをしたことで肩の張りが取れたので「あれっ!あの痛みは何だったのでしょうか」と少し施術したことに対しての変化が判られてきました。

　それが済んでから通常の施術に移り、腰から足にかけて遠赤器具で患部を確り温めていきました。

　何をされるのか判らないので、とても怖がっていました。

　このような人は水性の腎系統が弱くて、恐怖や不安感が強くて極端に怖がり、顔色はどちらかというとどす黒い人が多くみられます。

　仕上げの段階で足の踵の腰痛の快痛点で<瘀血処理>をしましたが、怖さが先に立ちましたので最小限度にして、後は遠赤グッツで快い刺激で体全体を解していきました。

　特に下腹部を解しながら股関節の回転をし、鼠蹊部から大腿部・足の指にかけて入念に解しました。

　全てが終わり感想を聞くと「私は人のいうことを信じないのですが・・」といわれたので「信じられるようになったらもっと早く良くなるのですが、とりあえず今日施術しましたので、明日の朝の状態を楽しみにしてください」といって見送りしました。

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