「まだしておりますか・・・?」
予約の電話がかかり「まだしておりますか・・していたら、昼からお願いしますということで受付しました」と連絡が入る。
70歳を過ぎでおり、カルテを見たら5年前にこられていました。
こられたときの様子は膝が曲がり、腰が曲がってそれなりの歳をとられた様子になっていました。
2年前に今まで勤めていたところの社長職を辞められて、今ではほとんど家にいるようです。
好きなゴルフをするために、週3回はフィットネスクラブに行かれて、2時間ほど体を鍛えているようです。
それ以外の日は、一日10000歩のウオーキングをされ、とにかく筋肉の衰えを防ぐための努力をしているようです。
家にいるときはクーラーの利いた部屋で、ソファーに座ってテレビを見ているとのことでした。
奥さんが「フィトネスクラブに行って帰ってきたら、とても疲れた様子ですが、それほどまでしなければいけないのですか」といわれるそうですが「これだけしても腰痛が取れないのは、筋肉が弱っているからだろうから、もっと鍛えないといけないのでは」と夫婦の会話はいつもこんな感じだそうです。
「筋肉の疲れが回復する時間を、少しとられたほうがいいようですよ、その歳になられたら筋肉を労わりながら、鍛えるのではなく、衰えを防ぐために何が必要かを考えられて下さい」
筋肉は硬く、さらに姿勢が悪くなっていて、腰椎が飛び出している状態を確認していただきながらの施術になりました。
腹部は冷たく、温熱器を使って暖めていくと、気持ちよさそうな感じになられていました。
一通りの施術が終わって立ち姿を見たら、姿勢がまっすぎになり「久しぶりにまっすぐに伸びた姿勢ができました。鍛えることより労わるという発想の転換を図り、また定期的にきますのでよろしくお願いします」といわれて帰られました。
鍛えねばという考えがインプットされているようで「労わる歳になっていますので、そのような生活をしていくことを楽しまれてください」と話しながら、自分自身の生活を見直すヒントが与えられた思いがしました。
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