70歳の定年退職
宣教師の方が70歳の定年退職になるので、これから先の居住できる家を見つけて引越しなければなりません。
大きな荷物等は引越しセンターに頼めばいいのですが、入れられた荷物をどこに何を入れたらいいか、今まで使ったことのない筋肉を使うので=這うことも立つこともできない=疲労困憊の状態で来られました。
ご主人も腰が悪いながら、それなりに手伝っているようですが、つい「腰が痛い、あっちが痛い」というと、奥さんから「あなただけが痛いのではなく、私の方がよほど痛い」と強烈な言葉が帰ってくるそうです。
「若いときは優しかったのに、何時から攻守ところをかえたのか、妻が強くなりました。
この歳になったら、耐えがたきを耐えて、何とか夫婦生活をしていかねばなりません。
男は辛いですが、引越し荷物が一応落ち着くまで、体のケアーに来ますので宜しくお願いします」
強い奥さんも堪らなくなったのか、ご主人と一緒にこられましたが「とにかく何とかして欲しいのできました。腰が伸び辛く、毎日の生活もままならず、これから先の片付けのために、とにかく元気にしてください」
施術的には体全体を解すことを最優先にし、温熱器と遠赤グッツをフルに使いました。
一通り終わって、ご夫婦が帰られるとき奥さんが「主人は和白にきたら姿勢が真っ直ぐになり、歩きやすいようです。
私も今日これたので、明日からの荷物の片付けも何とかできるのではないかと思います」
「若いときは引越ししても、それほど苦にならずに出来ていたのが、70歳を迎える歳になると、はかがいかないので余計にストレスになります」
「来たときと帰るときの、体の軽さがこれほど違うことを、くるたびに体験していますが、歳と上手に付き合って、定期的な体のケアーをしていきたいと思いますので宜しく」
ご夫婦で体の手入れをされたら、お互いを思いやれるような心身の状態になられるのか、帰られるときの顔の表情がとても和んでいました。
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