おたくは・・・

　　　　　　　突然の電話予約　

「ハイ、皇法健康所です」「えっ！平井さんのお宅ではありませんか」「ハイ、そうですが・・・」という会話が続いていました。

　何度かのやり取りで「今日の午後からの予約だったら結構です」ということで予約を受けたようです。

　午後の掛かり頃、予約された方がこられました。
　住所を書いていただいたら、志賀島の弘という猟師町の方でした。

　そこは次男の寺とは近く、宗派が同じなので盆行事等では一緒に合われたことはあると思って話をしましたが「先代の和尚は良く知っているが、今の若和尚にはまだ会ったことがない」とのことでした。

「実は予約を入れたときに、ここの名前を聞いたのですが、難しい名前で覚えられず、知人から聞いた名前を言ったらようやく通じたのでほっとしました」

「ここにこんなところがあるとは全然知らなかったし、この店の前は毎日通っていますが何をしているところか、気にはなってもスーツと見過ごしていました」

　漁師さんですから、体を痛めてあちこちと良いといわれるところは大概行かれたようですが「こんな近くにご縁深い方の治療所があるというのを初めて知りました」

　これからの時期”わかめの養殖”の時期に入るようです。ご主人は腰痛、奥さんは右肩が上げ辛いとのことです。

「今までは遠くにいっていましたが、これからは近くですし、利用させていただきますので宜しくお願いします。
　漁師は体が資本ですし、体を痛めている方が結構いますので話をしておきます」といわれて帰られました。

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