少しづつ

　　　　　　　腕が痛くて　眠れません

　出張でお年寄りの方に”ヘナのヘヤーカラー"をされている方が、最近手が上がらなくなって、仕事をしていても痛くなりとても辛いということで、数年振りに来始めておられます。

　夜中に傷みで目が覚めて、何度も起きられて手をさすっていたようです。
　お年寄りから「髪が綺麗になったら気持が良いね、これからも宜しくお願いします」と頼まれたら、時間を作って和白でこの際確り治したいと思われたようです。

　何度か来られるうちに”うっ！”と動きが止まるような痛みは、ほとんどなくなったようです。
　少しづつ全体的な傷みも良くなってきていますし、眠る時もそれ程姿勢を考えないで良くなったそうです。

　脇・肩関節の周辺を温熱器で温めながら、水晶のちからを押し込み、少しづつ肩を引き上げる動作を繰り返すうちに、次第に手が上がってきていますが、ぎりぎりの所にきたら、少し顔の表情が痛そうです。

　本人と施術者との根競べになりますが、少しづつ痛みが取れてきている状態をお互いに楽しみながら、この傷みを＜災い転じて福とする＞気持で、本人が仕事が出来るようにして上げたいと思っています。

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