盆行事の手伝い
15日はご先祖の霊の送り日になります。
迎えは早く、送りは遅くということを、両親から教えられていました。
何故と聞くと「ご先祖は早く帰って来て、皆と会いたいと思うやろ・・帰る日は別れが辛いので、出来るだけ長くいたいと思うやろ!」と言われて、なるほどとそれなりに納得していました。
物心付いて意地悪く考えたら、地獄での修行を13日に限り早めにお暇を頂いて帰って来たい。
しかし、帰りは苦しい修行をまたこれから一年しなければならないので、少しでも遅く帰りたいということではないかと聞いたような記憶がありますが・・・
15日の寺の仕事は、皆さんがお供えした品物を下ろす仕事があります。
各家ごとに、故人の思い出を大事にされた色々な品物がお供えされています。
送り日は時間を遅くということで、夕食を済ませ日が落ちた頃から始めました。
次男の和尚と私達夫婦が生もの・菓子類・アルコール類・ジュース等の飲み物類等に、先ずは大まかにまとめて行きます。
その為に紙袋や段ボール箱を、それなりに沢山用意していなければいけません。
毎年の手伝いゆえ手馴れたものですが、果物も瓜・スイカ・りんご・桃は分けて袋に入れます。
アルコール類は17日の施餓鬼供養の日に、皆さんに出されるようです。
最近は少なくなりましたが、盆の名物のらくがんは今の若い人はほとんど食べないし、敬老会の日に差し入れをされているようです。
私たちの若い頃は盆のらくがんが珍しい食べ物で、仏さまのお供えを早く下ろさないか思っていましたが、なかなかその思いが空しくなった記憶があります。
総てのお供え物を下ろし、部屋にまとめたら6畳一間は使ってしまう量になっていました。
恒例の行事とはいえ、手伝いをさせて頂きながら、今こうした菓子類が、飲み物がという発見もあります。
17日が博多山笠で有名な承天寺一派の盆行事のしめとして、勝馬・西福寺の施餓鬼供養が行われます。
その裏方の手伝いをする為に、
例年盆入りから17日までは 和白・皇法は休診にしています。
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