脳腫瘍の方との出会い

　令和３年に妻が旅立ちしたので、宗像の娘宅の二階で仮の施術所を開所させていただきました。令和４年の５月20日から脳腫瘍の方との出会いがありました。手術ができないといわれていましたが、それならばどういうことになるのかということで取り組みが始まりました。

　週一のペースでとにかく６回の施術をしてみましょうということになりました。最終の施術日が６月の最終週ということになりました。何とか元気になられて７月からデモ体験で週に何日か、何時間か働くことになられました。それを無事終えて８月からは職場復帰ができて、それから今日になりました。

　６月に入ったとき本人の予約が１カ月ぶりに入りました。こられたときの様子が顔は浮腫み、左目が何となく閉じた感じになっていました。ここまで辛抱できるようになったとみたらいいのか、もう少し早めに来られませんかといったらいいのか、言葉に困りました。

　こられたからには何とかしてあげねばと<波動診断＞で診たら木性の疲れが診られました。目がといわれていたので、ワンポイントアドバイスを置鍼で一休みしているときに診たら=目で見ても　怒らず少し　間を持たす　　怒ったら　血液汚す　因なりき=ということになりました。

　仕事ができるようになったら、それなりにされるでしょうし、母親として部活をしている子どもたちのために生徒たちの移動の運転手とうことも出てきたようで、月一も厳しくなってきています。
　時には検査に行かれているようですが、腫瘍の状態がどうかというだけでのようです。

　日にちがあくと困るのは本人ですが、３年目に入ろうとしている現状の中でどのようにされるのか、一応は気持ちの持ち方等を話しました。最初に施術を受けに来られたときに、ふと見たら涙を拭いていたので「どうされましたか」とたずねたら「頭がすっきりしました、こんなことは今までありませんでした」といわれました。

　今回も最後の仕上げで頭部、顔から<瀉血>をしましたが「頭かすっきりして。眼がはっきり見えます」といわれました。久しぶりに来られたときの様子と、施術が終わったときの違いは本人自身が一番わかると思います。これから先どの様に取り組まれるのかなと、見送りしながら心配になりました。

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