連れられて

　　　　　　　連れてきていただいて
　かなり過酷な修行されている方が、膝が痛くなり次に行かれる四国の石鎚山の登山、さらにインドへの旅が辛いといわれていたのを信者さんが聞かれて、同行されてこられました。

　その方と施術中に話ができました。滝修行・断食・火を使ったものを食べない修行とかなりの荒行をして、人様の悩みを聞かれて浄心されるために説教をしているといわれました。

「その荒行が終わった後の食事は、何を食べられているのですか」と聞くと「四つ足動物は食べていませんが、魚は食べています」といわれました。

「断食や荒行の後のリバンドが激しく、何となく肉が付いてきていますので、それが膝を痛める原因かと思います」と反省されていました。その話を聞いて「実は私は肉も魚も食べていませんし、出しも動物性のものを一切使っていません。玄米と菜食・精進食をして４０年近くなります」と話しました。

「私にとって日常生活そのものが修行ですし、それがまた施術を通して更なる実践に励んでいます。修行のための修行ではなく、日常生活の中で心身を浄化するように努めています」と話しました。

　その話を聞いてその方の様子が一変されて「ただ今施術を受けさせていただきましたが、自分としてもこの方に体を預けたい思いますと、いま神様に報告しお願いしました」といわれました。

　施術を受けながら、確りと人間観察をされていることを聞きました時、日々是修行の大切なことを改めて感じました。

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