知り合いの人の様子を見て

　　　　　　　　　私も診て欲しいのですが・・

　交通事故に十回遭われて、その後遺症を快癒するために名古屋から月一回こられている方がいます。
　その方の様子を一年近く見ていて、最初会った時の様子と、最近の心身共の様子の変化に、自分も交通事故に遭っているので、非常に興味がでてきて、一度連れて行って欲しいということになったようです。

　特に気持の変化には驚かれたとのことでした。
　最初の頃は｢自分は交通事故に遭った被害者だという被害者意識が強く、何を言っても聞く耳を貸さなかったのですが、最近は自分はまだ恵まれているし、そのお蔭で人様の好意に感謝したり、今できることを確りしていく中で、何か人の役にたつことはないのだろうか・・という気持が出てきているのが不思議に思い、なぜそのような気持ちになったのかを自分も体験したいという気持ちになって、今度同行させていただきました」とこられた経緯を話してくださいました。

　交通事故の被害者という立場の中で、自分は一回で、その方は十回というハンデを名古屋からこられるたびに、何かそれを生かしていきたいという気持がありありと見られ、これこそ＜災い転じて福となす＞ということではないかと痛切に感じたようです。

　そのご本人は初診ですので”氣の診断”で診たら、火性の心臓系統の回復をはかることが大事で、そのためには血液の流れを良くし、気持の上では全ての事象をお蔭さまでという気持ちで受け入れ、気になる嫌なことは火性の力で燃やし尽くすことが大切ですねという話しを素直に聞ける方でした。

　気持かとても素直ですし、施術していく中で、ふくろはぎに皇希水を押し入れて体が解れた時、さらに疲れていた顔に＜プチ整顔＞をしてあげたら、その変化に喜ばれる姿にこの方の素直に表現される人柄の一面を発見した感じでした。

　交通事故という被害者の立場の中で、紹介して下さった人の方がより辛いとは思うのですが、心身共に解れてきたら「交通事故に遭ったお蔭でその方と友だちになり、そのお蔭で私は和白にこれたわけですし、この出会いを何とか生かしてこれから先の人生を大切にしたいという気持が強くなりました」と言われている姿がとても素敵に見えました。
　

鍼（ハリ）・整体・エステ　　皇法健康所

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