後輩から

　　　　　　　　　先輩どうしても・・・

　午後３時半の方が「途中の渋滞を考慮してきたら、混んでいないので早く着きましたがいいでしょうか」と申し訳なさそうに入ってこられた。

「どこからですか」と聞きますと「大分からです」｢どうしました?｣｢実はバレーボールの練習試合で人の足を踏んで捻挫しました。病院に行ったら骨に異常はないといわれて、金具で固定されて２週間先の試合はまず無理でしょう」といわれたそうです。

　本人は大学４年次でもあり、大学生最後の試合になるが、あきらめかけていたようです。

　その様子を見た今年入部した後輩が「先輩捻挫なら和白に行って下さい。福岡で高校の部活・中学校の部活で捻挫した友達が、そこに行った後、試合に出られたのを随分知っています。
　先輩にとって大事な試合ですから、どうしても和白に行って下さいと真剣に勧めてくれたのでやってきました」

　本人はあきらめていた試合に、もしかしたら出れるのではないかと、父親に運転を頼まれて大分からこられたようです。

　包帯を取っていただき、金具をのけての手当てになりました。

　固定されていたので、足首はカチカチになっていて回りづらくなっていましたので、水晶塩の水溶液を患部に押し込んでいきながら、炎症を取っていきました。

　後は普通の整体をしていき、仕上げに患部の血の巡りを浴する施術をしていき、水晶塩の水溶液と温熱器と遠赤グッツで、入念に足首を解しました。

　一通りの施術が終わって、足首を屈伸していただきました。最初は恐る恐るされていましたが「足が床に確りついて、屈伸ができます」といって喜ばれました。

　帰られるときは、左足の靴を履いてきていないので、持参された松葉杖を突いて車まで行きましたが、金具と包帯はのけられて車に乗り込みました。

「大分までの２時間半のドライブで、家に着くころには腫れも減るでしょうから、足首を回しながら帰られて下さい」と話しました。

「あきらめかけていた試合に出場できそうな気持ちになってきました」といわれながら、車に乗り込みました。

鍼（ハリ）・整体・エステ　　皇法健康所

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