新年明けて
新年明けて初めて
７０歳過ぎている方が、今年初めてこられました。
最初にこられたのが、４７歳ということですから、四半世紀自分の体の手入れにこられていることになります。
昨年は実母が９０歳半ばで旅立ちましたが、長生きの遺伝子をもたれているかも知れません。
”柳に雪折れなし”といわれますが、それほど元気バリバリという感じではないのですが、市営住宅で独り暮らしの独居老人ということです。
昨年、同じ棟の市営住宅を散歩を兼ねて通っていたら、何か異臭がしていたそうです。
数日後おまわりさんがきて、現場検証が行われていて、孤独で亡くなっていたそうで＝その異臭だったのか＝と、自分の年と重ね合わせられたようです。
こられたとき、肩はすぼみ、腰が折れてなんとも年相応なのかという様子を拝見しました。
こられたときの第一声が「生頭が痛い！」といわれ、早速施術に入りましたが、足は冷たく・腰のところは固く、頭はぶよぶよしていましたが、当に「生頭が痛い！」という状態でした。
「今年の寒さはことのほか堪えます」といわれる言葉が真に迫っていました。
気になるところを温熱器で温めたり、オイルマッサージで゛血の巡りを良くしていく中で、次第に顔色がよくなってきましたし、声に力がでてきました。
独りで暮らすということは、楽な様でもありますが、どの様な死に方をするか話をされているのを聞きながら＝独居老人＝という現実をみる思いがしました。
帰られるときは「生頭もよくなり、肩が軽くなり、腰がすっきりして背が伸びた感じがし、体も温かくなってきました」と喜ばれました。
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