恩師と旧友の 初盆参り
先日広島に入った折に「こちらの方では初盆参りなどはされるのですか」と聞きますと「初盆参りとは何ですか」「亡くなった方が始めてお盆を迎えられた時に、お参りをさせて頂くのです」と応えると「そんなこと初めて聞きました」と言われました。
ここ10年弱毎年花見頃に、小学校の恩師を招請してクラス会をしていましたが、米寿を前にして昨年亡くなられました。
昨年初盆をしても良い頃でしたが、今年と言うことでお参りに行きました。
飾られた写真に付いて「クラス会で撮影して頂いたものを、桜の花をバックに合成して飾らして頂きました」と遺族の方が言われました。
そう言えば何となく見覚えのある、恩師の在りしの表情で、穏やかな顔をされていました。
毎年定期健診はされていたようですが、体調がおかしいと病院に行ったら<大腸がん>と言われ、それなりに治療して元気になられたようですが・・・
旧友は国鉄・小倉工場の技能者養成所に、同期に入所した友達です。
お参りする時間が朝早かったし、皆さんが来られませんでしたので、ゆっくり話を聞くことが出来ました。
大きな病気をすることもなく、至って元気で、毎年の定期健診では各項目ほとんど<A判定>だったそうです。
、 食事は生協の品や有機にこだわり、近くにスーパーがありますが、ほとんど使ったことがなかったそうです。
「元気でおれるのはクエン酸を飲んだり、色々と注意しているからよ」と言う夫婦の会話があっていたようです。
それが一昨年の暮れ頃から「何故か右の下腹に違和感があり、恒例の年越しそばも食べられなくなり、年が明けて検査をしてもらったら<大腸がん>と言う宣告を受けたそうです」
奥さんはあれほど食事に注意し、本人も元気であったのに"何故・・・"と目の前が真っ白になり、本人に「クエン酸は効かなかったのか!?」と駄目をだされたそうです。
今まで築いていて来た基盤が、ガラガラと崩壊してしまったと思われたそうです。
「色々なことが原因としてあるのでしょうが、ご本人が元気でなくなって来たのが定年退職されて、マンション暮らしでもあり、仕事らしきことをされなくなってからでした。
外に積極的に出て行くような性格でもなく、家に静かにいることが好きでした」と述懐されていました。
同級生の霊前にお参りし、家族から故人のお話を聞くことが出来、生涯現役を目指して仕事をさせて頂いていると言うことに、改めて感謝の気持が出て来ました。
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