気持ちがスッとする禅語 夏有涼風冬有雪
ありのままの現状を受け入れる
私たちの日々の暮らしは、絶え間なく続いています。そうした中で、夏は暑いので何もする気がおきません。冬は寒くてたまらないから動けませんという方をよく見ます。
よくもまぁこうした不平不満をもって、何かにつけてすぐに環境の変化や、周りのせいにしてしまうような方をよく見かけます。果たしてそれでいいのでしょうか。
一人の禅師が修業時代に、九州の大分の豊後を八月に行脚したときの話があります。日中は灼熱の日差しを受けて、夜中には35度にも達するような熱帯夜になって、それは表現できないようなとても暑い夜だったようです。
就寝する時間となったので、修行の疲れた体を休めようとしました。しかし、あまりにも暑いので眠れなかったようです。夜は寝付けなかったし、翌日も朝早くから読経や掃除など仕事が忙しくなることを考えたら、とても嫌な気分になっていました。
そうしたとき、お寺の住職が自ら庭に水をまいて、涼風をおこしてくれたのです。
和尚さんが自ら寝苦しい暑さを和らげるため、修行僧たちにしてくれたこと、そのことから、禅師は暑さに不平を持っていたその邪念を、涼風によって気づかされまれました。
◎暑くてたまらない時の夏の涼風はとても気持ちがいいものです。冬には雪が降ることがあります。展開される状況の中で、それはそれとして受け入れることの方が、自分にとって過ごしやすくなります。
環境は心で改めていき、心境は体で改めることで、心身ともに和んできます。
心境を 高める工夫 大切だ

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