気持ちがスッとする禅語 滅却心頭火自涼
苦難や悩みは同化することで乗り越えられる
「滅却心頭火自涼」には、有名な話があります。甲斐の武田家を滅ぼした織田信長の軍勢が、武田家と親交のあった快川禅師のいる恵林寺を攻めたとき、寺の群衆は残らず山門に追い上げられて火をかけられました。
この時、快川禅師は法衣を着られて、扇子を持って端禅し「心頭(心)を滅却すれば火自ら涼し」と唱えました。炎の中に身を包まれたのです。
焼き討ちという状況下、燃え盛る炎の中で、快川禅師は、自らの境地である心の平靜さを「涼し」として結んだことになります。
覚悟の中で発せられたこの言葉には、苦悩あるときは、苦悩に同化してしまえば、自然と苦悩が消滅する。禅の悟りの心境が感じられます。
身近な状況で考えてみると「心頭」とは、物事にこだわる分別・執着の心を言います。「滅却」とはその心に煩わされたりすることがないことを言います。ここで、心を無にするということは、分別・執着の心を振り切ってしまうことで「涼し」という冷静さを得ることができます。
◎日常生活する中で、いろいろと困難が身に降りかかってくるのは致し方ないことです。その問題に対して自分自身は、冷静な気持ちでそれを受け止めることができたら、必ず乗り切ることができます。
急ぐな先のことは心配するな、これで良い歓べともいわれます。心を静めて今置かれている状況の中で、静かにときを待つ心境になることがとても大事になってきます。
時を宝に変える、まばゆいばかりの人生ともいえます。 落ち着いて 今の時をば 愉しんで

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