随分元気になられました

　施術のご縁ができたのが昨年の五月でしたが、どこをどうしてあげたらいいのかなぁと思いました。両手両足がリュウマチで動かなくなっていました、こうした方の施術の体験はなかったのですが、信じた者は救われるを地で行かれるような方でした。

　中学校の教諭でしたが、定年後も延長で生徒たちの面倒をみておられるということでしたから、これは私に与えられた使命かと気持ちをハイに上げて取り組みを始めました。本来なら昨年度で仕事を辞めるといわれていましたが、それが延長継続となって今では楽しく特別支援の生徒さん達のお世話をしてあげられるようになられました。

　その中で私ができた応援は、それなりに体が気持ち良く動かせる状態を作ってあげたいという思いでの取り組みになりました。回を重ねるごとに体が動かせるようになりましたという報告を聞くことができました。それを重ねていき今年度の再採用の時期が来て校長に「いかがいたしましょうか」とたずねたら「それほど元気になられたのだから、生徒たちのためにしっかり働いて欲しいのでよろしく頼む」といわれたことを聞きました。

　階段の上り下りが大変で、職員室から特別支援の教室まで歩いて行くのが大変だったようです。そこで「辛いかもしれませんがそれをリハビリと考えられたらいかがですか、今の立場で仕事ができて給金もいただけますが、その状態で雇ってくれる会社が民間ではないのではないですか」と話す機会が用意されていました。

　考えてみたらからだの手入をしながら、仕事ができてさらに階段が自分のリハビリとして用意してくれているのかと気持ちを一気に変えることができた時から、嘆きや苦しみの言葉がなくなり今では<筋肉ケアー＞は精一杯されて、施術後の茶話会も楽しくできるようになられました。

　そうした状態を生徒たちが見て「先生元気になられたね」と声をかけてくださるようです、上がり降りが手すりなしでは困っていたが、今ではそれを使うこともなく階段一段とばしでも上がれるようになられたようで「田久のご縁ができて良かったといって下さっています」が、本当に嬉しいです。

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