謝恩セール開催しています

　1977年の12月8日のお釈迦さんが悟りを開いた日に、義父の西福寺の和尚さんに皇法健康所開所のお祓いをしていただいて、福岡市東区の和白で整体・鍼灸の治療所を開所させていただきました。

　開所した当時は地の者・余所者の意識が強い時で「あんたなんばするとね」「鍼灸の鍼をします」というと「あんな目が悪いとね」「視力は1・5あります」「何で鍼灸ね」といわれたことが随分ありました。それも一人で最初から最後までするということ事態、なんかやばい人かなという感じでの仕事が始まりました。

　そうした折にお百姓さんが和尚さんの「娘婿が鍼灸治療所を開所したので行ってやって欲しい」ということで来られた方たちがいました。私が何でそのようなことになったのかと説明していても、聞く耳はこちらに向いてなく、治療所に置いているものや、和尚さんが健康相談要綱の手書きの貼物を見ては「和尚さんはいい字を書くなぁ」と全然私の話を聞いてくれませんでした。

　しばらくして「あんたの話は終わったかな、わし達は農家の仕事をして肩や腰が痛くなったので来ました。だからとにかく早く治して欲しいのだ」といわれました。体質改善をするというようなことは、今のおれたちには不必要やし、アナタがそれをしてこの歳までしていたら聞く耳もできているやろうから聞くかもしれません。しかしそのときは、おれたちはおらんからどうなんかな」といわれました。

　切実なその話を聞いてから、とにかく来られた方たちの故障を早く治してあげて、ここは早く治してくれるところや」といわれるように、気持ち的には一期一会という感じで仕事をしていこうという決意が、そのお陰でできた感じです。

　それからお陰で48年が経ち、49年目に入ろうとしています。そのしたなかこの世の仕事が終えて旅立ちした妻の蔭ながらの応援をいただきながら、宗像の田久で新築の家を建てて、未だ一人で施術の仕事をさせていることに改めて感謝の思いが一杯です。

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