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母親からの問い合わせ

         母親からの問い合わせ

 時々体の調整に来られている母親から「子どもを診てもらえませんか」という問い合わせがあり、時間調整をして予約の時間に待っていました。すると大きな体格の高校生が入ってこられました。

 それを見て私は何をしてあげたらいいのか、果たして何ができるのかと考えながら<波動診断>をしたら「左肩の付け根が痛くて柔道ができません。寮に入っているので、なかなか外には出れないのですが不幸中の幸いか熱が出たので、寮から自宅待機になりました。それならば一度連れて行きたかった田久に行こう」ということになったようです。

 重量級ということですから、じいがしてあげられるのは何があるかと考えました。それにはまずは筋肉を解して調整しやすい状態にするのが大事と考えて<皇希水・リペアクリーム>を全身に押し入れました。肉厚もあるし果たしてどこまで解れるのかとは思いましたが、とりあえずこれをしていくと芯がほぐれてる状態を本人は感じているようでした。

 体格はいいが声が小さく「えぇ!何ですか」と問い合わせることがかなりありました。それが済んで通常の施術に移ると何となく解れた感じがわかってきたようでした。置鍼は仰向けでしていきましたが、普通の方に使う鍼の本数では足りない感じでした。
 そうなってきたらより効果のある刺し方を考え、さらに<ラフマの敷布>を左肩に置きましたが、果たしてとうなるのかと、鍼も差し位置を指先で感じながら刺していきました。

 鍼をのけたあとの<筋肉ケアー>をしていく中で、どれほどの効果が出てくるのか楽しみにもなってきました。肩と首のケアーしたら解れた感じを実感されたので、左肩からの屈伸、伸ばしをしていきました。力は強いでしょうが、本人は何をされるのかという気持ちもあったようです。しかし一つひとつしっかりケアーをしていくと、左手が気持ちよく挙がるようになりました。

「あれっ!痛みが消えました」と不思議そうな声の響きでした。それを聞いて全身のケアーを一気にしていきました。するたびごとに「軽いです」と、ぼそぼそといわれていました。
 すべてが終わる頃には、声もはっきり聞こえるようになりました。
◎東洋医学では木性の肝臓と筋肉、おらぶ声にも関係が深いという見立てがありますが、彼の一連の動作と声にそれが現れました。

 帰られるとき「あれほど痛かった痛みが消え、さらに声が出しやすくなり、からだ全体が軽くなりました」といわれました。母親の表情は「やはり連れてきて良かった」と安堵された感じに見えました。

 

 

 

皇法健康所

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