広島出張（30－12）

　　　　　　今年最後の相談会に出張

　今年最後ということになりました。

　一人の男性を施術をしていく中で＜テラヘルツ温熱器＞をかけながら、体調の整っていない個所を特定していきました。その中で右足の甲や足裏に掛けるために足を握ったら「小指は触らないでください」と声が掛かりました。

「どうされましたか」と聞くと「半年前にホテルに泊まり、ベットから下りたときに右足の小指を壁にぶっつけて、それからずっと痛いのです」「何か手当てをしたのですか」「病院に行くまでもないし、そのうち治るだろうと思ってほったらかしています」

「それでは治らないでしょう」と言って靴下を脱がせて小指を見たら内出血して黒くなり、軽く触るだけで「死ぬ！痛い！！そこは触らないでください」と大きな悲鳴が聞こえました。

　そうした声を聞きながら手当てをするのが、私の仕事ですから「少し痛いけど我慢して下さい」と言って＜瀉血＞をしました。触る度に大声が上がっていましたが、聞いて聞かぬふりをして精一杯の手当てをしました。

　それが終わり皇希水を押し入れ、温熱器の熱源を確り当て、本人に「触って診て下さい」と言うと、恐る恐る触わりながら「先ほどまでの痛みが取れました、半年間靴を履くのも痛くて辛抱していたのはあれは何だったのでしょうか」といわれました。

　総仕上げとして「寝る前に樹液シートを貼って体の毒素を確り出して下さい」というと「樹液シートはそういう時に使ったらより効果があるのですね」とあれ程痛かった小指を触りながら、何故か感慨に浸っていました。

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