エースならこそ

　　　　　　　　　エースならこそ出場

　バレーボールの女子中学生が紹介で来られました。

　紹介された方が同じ地区の中学の男子バレーボールでキャツプテンで中体連前に故障して、顧問等からの紹介でこられたのが１０数年前のことで、本人は今社会人になって他県で就職されているとのことでした。

　今回の女子は腰が痛いのですが、エースゆえ試合に出らねばならないし、鎮痛剤を飲みながらアタッカー・ブロック・レシーバーと一人で何役もこなしているようです。

　エースとして打つだけならいいのですが、他の選手を育てるために顧問が一人に頼らないチーム作りを考えているようで、それだからこそ他のポジションもこなしていかねばならないようです。

　ジュニアからバレーボールをしているようで、センスがいいのか１年生のときから高校の部活の顧問から目をつけられて、お誘いを受けているような選手のようです。

　ジュニアのときお世話になっていたのが、男子生徒の父親だったので症状を話したら「とにかく息子に聞いてみよう」といわれて連絡されたようです。その返事が「とにかく故障したら和白に行った方がいいといっている」といわれたそうです。

　それを聞かれて試合が終わった後でしたが「次の日も試合があるので何とかして欲しいという気持ちできました」という感じででした。

　肩は張っていましたし、とりあえずふくろはぎに皇希水を押し入れて事前の調整をし、通常の施術に移りました。

　仕上げの段階で踵と腰の部分の快痛点を探して<瘀血処理>をし、気になる腰痛のところは母親の手を借りて、一番効果のある快痛点の一点を探して処置をしました。

　最後にベットに座っていただき背骨の矯正をしましたが、それがしやすい状態になっていました。

　全てが終わりベットから降りて、腰の左右の回転・屈伸ををしていただくと、先ほどまでの悲壮感ではなく、素敵な笑顔が出ていました。

「次の試合ではジャンプも確りできるし、打点が高くなるので、いいスパイクが打てます。久しぶりに思い切ってプレーができるはずですから、楽しんで下さい」とエールを送りました。

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