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母の日のプレゼント

            母の日のプレゼント

 91歳の義母と暮らすようになって、1年半が過ぎようとしています。

 この歳になるまで、ご本人はまさか生きるとは考えてなかったと思いますし、口癖で「じいちゃん早く迎えに来てくれんかいね、極楽の場所が判れば今から歩いていくのだが、それが判らないので皆に迷惑をかけてしまって申し訳ない」といっています。

 母の日が近いし、義弟の嫁から母の日のお祝いに箱入りの花のプレゼントか届きましたので、母がいま住んでいる部屋に妻が持っていき飾っているようです。

 それがすんでから電話機を持参して、義弟の嫁にお礼の電話を掛けさせていました。


 それに対して義母に「花のプレゼントはしてあげられませんが、からだの調整をさせていただきましょう」と妻から義母に伝えていただき、お客さんがこられる前に時間を割きました。

 義母いわく「いつも働いているので、お客さんがこられるまでゆっくりさせてあげたらどうか、私はもういい」というのも口癖です。

 そういいながら、妻から「お客さんがこられたら施術してもらうのも気を使うでしょうし、その中に入っていけないのだから、今あいている時に母の日のプレゼントをしてあげるということですから、してもらいなさい」と娘にいわれて施術を受けるのもいつものことです。


 気持ちのよい感じの施術に欠かせないのが皇希水ですから、からだ全体に押し入れていきながら、調整をしていきました。

 この歳になったらほとんど顔のエステなど受けることはないでしょうが<プチ整顔>をすると、顔が引き締まりツヤがでてきましたが、ご本人はそれほどの関心はないので、施術する私が自己満足するだけです。


 施術が終った第一声が「からだを触ってするのであんたが疲れるやろう、やおないね」と労いの言葉を掛けてくれます。

 今日は「おかげさまで体が軽くなり、背筋が伸びた感じです」と具体的な喜びをいわれていました。
 今までなら「ああ!痛かった、あれだけもんだら、あんたもやおいかんね」といわれるのが常です。

 いつもは、背中を丸めて猫背の状態でしたが、今日の様子は台所で食事後の茶碗を洗っている姿が背骨が伸びて、シャキッとしていましたので「義母ちゃん、姿勢がなかなかいいですよ」というと「そういえば背が伸びてスッキリした感じです、本当に今日整体してもらってよかったです」といってくれました。



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