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t帰りに手渡されました (2)

         ~~ ぶつかってみること

 よく「あきらめなければ夢は叶う」というけれど、それは違う。

 それならば、レギュラーになり甲子園出場という夢を持ちながら、それでもそれを果たせなかった。
 全ての球児たちは「夢をあきらめたから叶わなかった」ということになってしまう。

 そんなことでは断じてない。

 夢は、当たり前の話だけれど、叶ったり叶わなかったりする。
 だから大切なのは「あきらめないこと」ではない。

 それよりも「叶わないことを恐れず、失敗してもいいから挑戦して、ぶつかってみること」なのである。


 3年間、レギュラーで甲子園に出場という夢を叶えるため、練習を繰り返し、失敗を恐れず、挑戦をやめなかった彼。

 3年間、いくつもの困難が立ちはだかっても、ぶつかり続けることをやめなかった彼。

 その結果、レギュラーになれなかった。甲子園に出れなかった。
        結局、夢は叶わなかった。

 しかし、今、彼の中には、夢以上に大切なものが残っている。

 高校卒業を間近にした今・・・大学入学を控えたいま・・・


 高校野球を終えて、今、思うこと。    それは

 自分の信念を貫き通してよかったということ。


 JRの駅から歩いて、10分くらいのところに高校のグランドがある。彼の練習を見るために、よくここを訪れた。

 くるたびに神聖な気持ちになった。ちょっとセンチメンタルなのだけど、この球場にくるたび、眼をつぶり、空を見上げ、数多くの先輩たちが汗を流した姿を想像してみた。

 すると、まぶたの裏では選手たちが駆け巡り、周りの選手たちから大きな応援がそれを包み込む。

 日本には、各都道府県に、ここと同じような神聖な場所がある。

 甲子園だけが、高校野球ではない。、


◎ 野球をするという共通点の中で、親が子供の成長を楽しみながら見守っている姿を、この文章からうかがい知ることができます。

 大学にはいっても野球を続けているようですが、たまに帰省したときにどのような話を親子でされるのか、成長している子供さんの様子を心強く感じながら<大学生活の話>を聞いていることだと思います。



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