何とか・・

　　　　　　　　　大事な試合前なので

　仕事が終わりかかったころに電話が鳴りました。

「実は明日大事な試合があるのですが、先日の生徒とは違う生徒が困っていますので、何とかなりませんか。
　この前診てもらった生徒は、今日の試合に出て捕手として確り活躍していました。まだ練習中ですし、それが終わり次第連れて行きますので・・」と報告とお願いがありました。

　電話を下さった先生と、故障した生徒と母親が一緒に入ってこられました。

　症状を聞きますと「ベースに滑り込んだときに、右手の小指を突き曲げたようです。
　先月の２９日に痛め、行きつけのところで施術を受けたが、指の腫れは引かずに親には黙ってそのまま練習をしていたようです」

　そのことを聞かれで「今から事情をいって頼んでみますので、とにかく和白に行ってみてもらってください」とわざわざ連れてこられました。

　診たら＝右手の小指＝は曲がって腫れていました。小指を曲げることも辛そうで、その指が手のひらに付かなくなっていました。

　母親が「小指を痛めたということで、掛かりつけにいった後、何もいわないので良くなっていたと思っていたら、まだ痛いということを聞き、どうしょうと思っていたら、それならばとにかく私が連れて行くから一緒に行きましょうといって下さったので付いてきました」

「先日こられた捕手がテーピングを取って確り活躍されているのを見て、それならばうちの子もお願いします」ということになったようです。

　施術としては、腫れた小指のうっ血を摂るための施術をしていくとともに、体全体を解していきました。

　一通りの施術が終わり、小指を母親と本人に確認していただいたら「腫れも減って、指が手のひらに付くように折れ曲がります」と喜んで下さいました。

　試合中の打撃のときに、小指に力が入らないので、引っ張ることも出来ず、ただ当てる状態で試合に出ていたようです。　

「今日は故障した小指を集中的に当たっているので、多少こわばりもあるでしょうが、明日はもっと楽になりますし、きっと打つことが楽しみになりますよ」と話しました。

　本人は小指を曲げ伸ばしながら、体全体が軽くなっていたので「久しぶりにいい感じになりました」といわれ、それを聞かれた母親もほっとされていました。

鍼（ハリ）・整体・エステ　　皇法健康所

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