広島出張(2)

　　　　　　何故か　円形脱毛　に

「毎月でも整体を受けたいのですが、勤務の都合で時間が取れませんでした。
　今日はタイミング良く休みが取れたので、突然予約と言う形になりましたが、受付の方が快く受け付けて下さったので来られました」

　顔を拝見すると少し疲れ気味の表情で、髪の部分が変にまとめられていました。

「実は最近円形脱毛症になって困っています」「何か思い当たることは・・」「あるのはあるのですが・・」

　少しづつ聞いて行きますと、職場での人間関係と人間不信と言う面が出て来ました。

　家庭においては年頃の娘さん・息子さんの動向に同居されている義父母から「帰りが遅いとか近所の手前があるので何とか注意しなさい」と言われるそうです。

「女は家で家族のことを確り守る責任があるのに、外に出て仕事をしているので家の仕事が出来ていない。
　今までは自分達がそれを手伝っていたが、もう止めましたので、後は宜しく」と言われて、夕方の食事の用意をされなくなったそうです。

　睡眠時間が十分眠れず、何となく一日だらだらと過している状況なので、顔の手入れもままならず、鏡で自分の顔を見るのも嫌になっていたそうです。

「その状態では心のケアーをして行っても、聞く耳がないでしょうから」と整体から始めました。

　体が解れ、気持もリラックスして来た状態で<気の診断>で診て行きますと、次第に自分が考えていて出来なかったことが判って来ました。

「今日から気分一新して出来ることからして行きます」と力強い言葉が返って来ました。
　声も大きくなり、整顔で引き締まった顔、肩の力が抜けて「今日来て本当に良かったです」と言われました。

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